2021年4月12日
ブルーライトとは
ブルーライトという言葉はテレビでも聞くことが増えた言葉です。
目によくない、という漠然とした認識の人も多いかもしれません。
ブルーライトとは、波長380~500nmの青色光のことを指します。
私たちが見ているものは、それぞれの波長が瞳に届くことで、その形や色を認識することが出来ます。
赤やオレンジといった色は波長が700nmほどあり、ブルーライトは波長が短い光といえます。
波長が短い光は、光が「散乱」しやすいという特徴があり、光が散乱してしまうと、本来はっきり見えるはずのものがぼやけて見えてしまい、目はピントを合わせようと動きます。
ブルーライトがたくさん含まれている光を目にする機会が増えると、目への負担が大きくなってしまうのです。
また、400nm以下の光は紫外線と呼ばれています。
紫外線が身体によくないことはよく知られていますが、ブルーライトは紫外線に近い波長なので、紫外線の次に目に害をもたらす光とも言えるでしょう。
ブルーライトを発する機械は?
ブルーライトを含むものは私たちの生活で使っている機器や機械の中にたくさんあります。
機器や機械によってブルーライトの量が変わってくるのですが、実は蛍光灯やLEDなどの白色光にもブルーライトが含まれているのです。
私たちの生活からブルーライトをすべて取り除くというのは現実的ではないため、できるだけ、浴びる時間を減らすようにしましょう。
<ブルーライトを発する機械・機器>
- ブラウン管テレビ
- 液晶テレビ
- パソコン
- スマートフォン
- iPadやタブレット
- ゲーム機
- 蛍光灯
- LED
ブルーライトというと青色のものというイメージがありますが、赤を鮮明に見せるために青色を使っていることも多く、映像がキレイなものにはブルーライトが多く使われているのです。
映像が鮮明になればなるほど、ブルーライト量が増えてしまいます。
上記で上げたものは、ブルーライトを発する機器や機械ですが、その中でも特に、「スマートフォン」や「ゲーム機」はブルーライトの量が多いといわれている機器です。
1日の使用頻度が高い人は対策をしたほうがよいでしょう。
ブルーライトが身体に及びす影響
(1)目の疲れ・眼精疲労
ブルーライトを含む光は散乱しやすいので、ぼやけて見えてしまうことがあります。
瞳はそのピントを合わせるため、目の中の水晶体を使い調整を行います。
つまり通常よりもピントを合わせる回数が増えることによって、目が疲れやすくなってしまい、疲れ目などの影響が出てしまうのです。
目の疲れや眼精疲労によって、
- 目の奥が重い
- 目がかすむ
- 目が乾く
- 瞼が痙攣する
- 目の疲れを感じる
といった症状が出ることがあります。
悪化すると、頭痛の原因になったり、吐き気に繋がったりと、日常生活にも不具合が起きる可能性があります。
(2)眼精疲労による肩こり・腰痛
眼精疲労の人のうち、50%の人は肩こりの症状を訴えているというデータがあります。
目から受け取った刺激は、末しょう神経を通って脳に伝達されます。
その末しょう神経が集まっているのが、瞳の奥と肩回りなのです。
ブルーライトのぼやけた光をピントを合わせて複数情報伝達することで、神経系に大きな負担を与えます。
そのため、目の奥が痛い、肩こりなどの症状、さらには脊髄のある腰痛にまで発展することもあります。
(3)睡眠サイクルの乱れ・自律神経の乱れ
ブルーライトは目にダメージを与えるだけでなく、睡眠サイクルなどの生活習慣にも影響を及ぼします。
蛍光灯やLEDなどの白色光にもブルーライトが含まれていると前述しましたが、太陽の光も白色光なので、ブルーライトを含んでいます。
私たち人間は、基本的に「朝と昼」に太陽の光を浴びているので、ブルーライトを含む太陽光を浴びている間は起きる時間だと身体が覚えてしまっているのです。
そういった状態で、電子機器が発達した現代では、夜にもスマートフォンやゲーム機からブルーライトを浴びてしまうため、ブルーライトが睡眠サイクルを乱してしまうのです。
人間の身体は、眠っているときにメラトニンというホルモンを分泌します。
夜24時がメラトニン分泌のピークになるようになっているのですが、ブルーライトを浴びているせいで、メラトニン分泌のピーク時間が1~2時間程度ずれてしまいます。
その為、朝の目覚めが悪かったり、起きた時にだるかったりと、睡眠サイクルを乱してしまうことがあるのです。
また、メラトニンの分泌が乱れることで、他のホルモンバランスも乱れやすくなってしまい、自律神経が乱れるという症状が出ることもあります。
おすすめのブルーライト対策
現代の生活ではブルーライトを発する機器や機械が身近にあるため、眼精疲労や睡眠サイクルの乱れなどの症状が出てしまうことがあります。
特に、子どもの目はブルーライトの影響を受けやすいので、しっかりと対策することが大切です。
(1)ブルーライトカットの対策をする
目に入るブルーライトをカットできる商品が販売されています。
- ブルーライトカット眼鏡
- ブルーライトカットの画面シール
- ブルーライト軽減機械
- ブルーライトカットアプリ
ブルーライトカット眼鏡は、その名の通り掛けるだけで目に入るブルーライトを減らすことができます。
光が散乱しにくくなるので、眼精疲労を起こしにくくなります。
また、最近はテレビなどの機械を中心にブルーライト軽減商品も出てきました。
機械から発するブルーライトの量自体を減らした機械や画面に貼ることでブルーライトをカットできる画面シール、ブルーライトをカットしてくれるアプリなどもあるので、ぜひ試してみてください。
ブルーライトカットで目の疲れが変わる?ブルーライトを抑えるおすすめの眼鏡5選 >
(2)生活習慣を見直す
睡眠サイクルの乱れなどで悩んでいる場合は、ブルーライトを発する機械を使わないという方法があります。
寝る時間の2~3時間前から、ブルーライトを浴びないように、スマートフォンやゲーム機はもちろん、テレビなどは極力避けて生活することを心掛けてみてください。
機械を使わなければブルーライトが目に入ることもないので、ダメージを減らすことが出来ますし、睡眠サイクルの乱れを整えることが出来ます。
スマートフォンやゲーム機を一切触らないということは、なかなか難しいかもしれないので、徐々に使わないように気を付けることも大切です。
私たちの目は、老後になっても使う大切なものです。
ブルーライト対策を行って、目への負担を減らしてあげましょう。
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