眼精疲労からくる頭痛の特徴と解消法





眼精疲労からくる頭痛の特徴と解消法

眼精疲労からくる頭痛の特徴と解消法について

コロナ禍の今、テレワークなどでデスクワークが増えているという方も多いのではないでしょうか。
パソコン作業をしていると、目を酷使してしまいますよね。
それに加え、現代人はスマホとは切り離せない関係にあります。
目を酷使し過ぎると眼精疲労を招いてしまうのですが、それだけに留まらず、眼精疲労が原因で頭痛まで引き起こしてしまうこともあるのです。

今回は、

  • 眼精疲労からくる頭痛の特徴
  • 眼精疲労からくる頭痛の解消法

などをお伝えしていきます。

どうしたら眼精疲労による頭痛を和らげることができるのでしょうか。

眼精疲労の特徴

眼精疲労の症状は、目に出てくるものと全身に症状が出てくるものの2種類に分かれます。

  • 目がかすむ
  • 目が乾く
  • 目が痛い
  • 充血する

などが分かりやすい症状ですよね。
ですが、頭痛・首や肩の凝り・イライラなども眼精疲労から引き起こされることもあるのです。

なぜ、一見関係のない頭痛などが眼精疲労から起きるのかというと、ピントを調節している毛様体筋は自律神経によって支配されているので、目の酷使で毛様体筋が疲れると、自律神経のバランスが乱れ、頭痛などの全身症状が現れるという仕組みです。

また、眼精疲労が起こるのはパソコンなどの目を疲れさせる作業のせいだけではありません。
様々な要因で起こるドライアイ、紫外線によるストレスやシックハウス症候群でも眼精疲労が起きてしまうこともあります。

眼精疲労からくる頭痛の種類

眼精疲労からくる頭痛は、片頭痛と緊張性頭痛の2種類に分けられます。
緊張型頭痛の原因は筋肉が収縮することで起こり、片頭痛は血管が拡張することで起こると言われています。

その痛み方にも違いがあるので詳しく見ていきましょう。

緊張型頭痛の特徴

  • 後頭部を中心に頭全体が締めつけられるような重い痛み
  • 一定の鈍い痛みが1日中続く
  • 肩や首の凝りも一緒に出る
  • 目を使う作業をした後に痛む
  • 軽い眩暈(めまい)を伴うことがある
  • 温めると痛みが緩和される

片頭痛の特徴

  • ズキンと波を打つように響く強い痛み
  • 月に1~2回起きる
  • 頭痛が起きる前にチカチカした光が見えることがある
  • 体を動かすとガンガンと頭に響く

このように頭痛の種類で、痛み方にも差があるということが分かります。
眼精疲労による頭痛は、どちらのタイプの痛みも出現しますが、一般的には緊張性頭痛のような症状が出ることが多いです。

目を使えばその分だけ症状は強くなるので、休日などパソコン作業をしなくて済む日は症状が軽減することもよくあるようです。
自律神経とも深い関わりがあるので、休日でリラックスしているということも関係があります。

自宅でできる解消法

眼精疲労からくる頭痛に簡単に自宅で対処できる方法を見ていきましょう。
まずは目を休ませることが大切です。
目の疲労回復方法も紹介していきますね。

目にいいと言われる食べ物を摂る

眼精疲労にはビタミンB6、B12、Eが含まれている食べ物が良いと言われています。
これらが含まれている代表的な食べ物は、

  • うなぎ
  • レバー
  • 豚肉
  • ブルーベリー

などが挙げられます。

摂れば摂ったほど眼精疲労が回復するわけではないので、日々の食事に意識して取り入れる形で上手に摂取をしていきましょう。

ツボ押しをする

眼精疲労によく効くツボをご紹介します。

眼精疲労からくる頭痛を和らげるツボ「睛明」

睛明(せいめい)と呼ばれる目頭の内側やや上方のくぼんだ部分にあるツボを、目を閉じた状態で優しく押します。
ツボを親指と人差し指でつまむようにし、円を描くように加圧します。
指を上へと押し上げるように加圧するのも効果的ですよ。
1分程、優しく刺激を加えてあげましょう。

眼精疲労からくる頭痛を和らげるツボ「風池」

次に、首の付け根辺りにある風池(ふうち)と呼ばれるツボも押していきます。
生え際よりも指1本ほど内側に入り、骨の横の柔らかいくぼみのところにあるツボです。

親指をツボに当て、そのまま頭を上へと上げていきます。
頭の重さを使ってじっくりと加圧していきましょう。

睛明(せいめい)のツボで目の回りをスッキリとさせ、風池(ふうち)のツボは首回りをスッキリとさせてくれますよ。

目の体操をする

まばたきを我慢して目を右回りや左回りにぐるぐると回すのも疲労回復効果が期待できます。
右回りを数回行ったら、次は左回りを数回行い、目の筋肉を動かしたら、その後は数分目を閉じて目を休ませてあげましょう。

目の前に指を1本立て、指をじーっとみつめたら、次は視線を遠くにやるという動作を数回繰り返すのも目の体操になります。

目の体操をすると、目がスッキリとしてきます。

まぶたを温める

まぶたにホットタオルなどを乗せ温めるのもおすすめです。
目の周りの血行が良くなることで、目の疲れが癒えます。
リラックスもできるので、寝る前のリセット習慣とするのもいいですよ。

とにかく休む

眼精疲労から頭痛が起こっている場合、目を休ませるのが1番の解消法でしょう。
「目を使い過ぎた」と感じた時は1度作業を中断して、目を休ませることを意識するようにしてください。
つらい頭痛には、ゆったりと入浴して血行を良くして、リフレッシュするのもおすすめです。

自分ではどうにもできない場合の解消法

上記で紹介してきたような方法を試してもなかなか改善が見られない場合は、眼科でしっかりと診てもらうようにしてください。
お使いの眼鏡やコンタクトの度数が合わなくて、眼精疲労が起きている場合もあります。

目を休ませることを意識しても、頭痛が和らがない場合は念のため脳神経外科など、頭の病気がないかを調べられる機関を受診しておくと安心です。

まずは、身体に異常が隠れていないかを確認しておくといいでしょう。

まとめ

眼精疲労による頭痛はどうして起きるのか。
起きてしまった場合はどうしたらいいのかをお伝えしてきました。

原因が眼精疲労にある場合、まずは目の疲れを改善することが不可欠です。
現代人が目の疲れを招きやすいのは仕方がないことではありますが、パソコンやスマホとは上手に付き合っていきたいところですね。

しばらく作業をしたら目を休める時間を作ったり、頭痛が起こる前にツボを押して疲労回復を促してあげるといいでしょう。

 

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