目の疲れに効く、誰でも簡単にできるツボ押し【目周り編】





目の疲れに効く、誰でも簡単にできるツボ押し【目周り編】

同じ場所を集中して見つめていると、目の筋肉が緊張して固まって、血の巡りが悪くなってしまいます。これが目の疲れの主な原因です。
特にパソコンやスマートフォンを使用するときには前かがみの姿勢になるため、目だけでなく首や肩の筋肉まで固まってしまいます。目に必要な酸素や栄養素は血液によって運ばれますから、その通り道である肩や首がコリ固まっていれば循環が滞り、栄養が目に行き届きません。目のケアは、目のツボだけでなく、首や肩のツボも刺激することが大切です。そうすることで、目の疲れや、それにともなう頭痛や肩こりなどの不快感もスッキリと解消できます。

【目のまわりの筋肉をほぐすケア】

●攅竹(さんちく)
眉毛の内側の端の部分にあるくぼみです。左右の親指の腹などで上に向かって押し上げるように3秒〜5秒刺激します。デスクに肘をついて行うと指が安定するので、ツボを押しやすいです。目の疲れやドライアイなどに効果があります。

●太陽(たいよう)
こめかみ辺りのくぼみにあるツボです。指の腹で、はじめは軽く、だんだん強くしていきます。目の疲れだけでなく、頭痛などにも効果があります。

●睛明(せいめい)
目頭のすぐ内側にあるツボです。目を閉じて、眼球を押さえつけないよう注意しながら刺激します。片手の親指と人差し指で、鼻筋をつまむようにしてマッサージしてもよいでしょう。

●承泣(しょうきゅう)
目の下の骨の中央にあるツボです。鏡をみたとき、瞳孔(どうこう)の真下に位置しています。目の下の骨の上に、人差し指と中指、薬指の3本を、第二関節から曲げてのせ、そっと押し下げるように刺激します。あらゆる眼精疲労に効果があり、近視の視力回復にもよいと言われています。

疲れや充血を緩和して、目に潤いを与えることができるツボ押しは、目のまわりをほぐすと同時に、全身の緊張を緩めることが大切です。軽く目を閉じてリラックスしながらケアしましょう。